治療・症例

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2010年04月06日

内臓脂肪はあなたの生活習慣の鏡

お腹の中には、消化官を吊り下げておくハンモックのような膜がある。 これを腸間膜という。   内臓脂肪は消化官の間や腸間膜につく脂肪細胞の集まり。   男性はエストロゲンが少なく皮下に体脂肪が溜められないので、太ると行き場を失った内臓脂肪となる。   内臓脂肪型肥満になるとお腹が内側からせりだすため「リンゴ型肥満」ともいう。 愛嬌のある名前だが、内臓脂肪が過剰に溜まると、全身の代謝が乱れるメタボリックシンドローム (内臓脂肪型肥満{内臓肥満・腹部肥満}に高血糖・高血圧・高脂血症のうち2つ以上を合併した状態) になりやすい。   メタボの診断基準に腹囲が用いられているのは、内臓脂肪の蓄積度を推し量る手っ取り早い手段だから。   うれしいことに内臓脂肪はアクティブな組織。   皮下脂肪が定期預金ならこちらは普通預金。   怠惰に暮らすと増えるし、減量や運動でエネルギーをマイナスにするとすぐに減る。   腹囲は生活習慣を映し出す鏡なのだ

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2010年04月03日

理性の壁

前回の続き   恒常性維持機能により、体を一定の状態に保つ機能を持っているのに なぜ肥満になってしまうのでしょうか?   それは一つに 「レプチン抵抗性」が起こるからです.。   「レプチン抵抗性」とは   「体脂肪が増えていますよ!」とレプチンが分泌されても効きにくくなってしまう状態です。 肥満の人でもレプチンは分泌されます。 レプチンの働きで「体脂肪が増えすぎている」と言う情報は伝わっているのに 調整機構が正しく作動していないのです。   しかし   レプチン抵抗性はかなりの肥満にならないと出てきません。 ちょっと肥満だというくらいでは「レプチン抵抗性」は起きないのです。   ほとんどの人はレプチンがしっかりと働いているが 視床下部より力のある器官が邪魔をするのである。   デザートが目前にあると、お腹がすいていなくても食べたくなる。   視床下部がいくら情報を伝えても、最終的にどう行動をとるかは 前頭連合野などの大脳新皮質 すなわち       “理性”     なのである。 理性を働かせてダイエットプランを立て定期的に体を動かし、生活習慣を見直していきましょう  

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2010年04月05日

体脂肪の行方

皆さんから嫌がられる体脂肪ですが、体にとっては生命を維持する為の大切なエネルギー源です。 体脂肪1gあたり9kcal (1kal=1gの水の温度を標準大気圧で1℃上げるのに必要な熱量) のエネルギーを発揮して、安静時には体が使うエネルギーの八割近くを供給します。 あらゆる場所でエネルギーが使いやすいように体脂肪は体のいたるところに点在していますが、大半が集中しているのが、皮下と内臓です。 皮膚と筋肉の間にある皮下脂肪は、外からの衝撃を吸収するクッション材と体温を守る耐熱材の役割を兼ねている。 「太ってきたな~」と凹みながらつまんでいる部分が、この皮下脂肪です。 対照的に普段意識できないのが、内臓の回りに溜まる内臓脂肪。 消化官の間にたまり、荷物を配送する時に使うプチプチの様に、消化官が動かないよう固定する役割があります。 カロリーが余って太り始めると、体脂肪は、皮下脂肪と内臓脂肪に分けて溜められる。 女性ホルモンの エストロゲン  (別名卵胞ホルモン、卵胞や黄体から分泌される。子宮の発育や)(別名卵胞ホルモン、卵胞や黄体から分泌される。子宮の発育や子宮内膜の増殖、乳腺の発達など、女性らしい体つきを促進するホルモン) には、体脂肪を、皮下に誘導する働きがあるため、女性は太りだすと皮下脂肪が溜まりやすい。 エストロゲンをほとんど分泌しない男性は皮下脂肪に溜められない分、内臓脂肪が溜まりやすい。 忘れがちだが、体脂肪は皮下と内臓以外にも血液中に多く存在する。 太ると血液中の コレステロール  (エネルギーとして利用されものではなく、細胞をつくるための大切な材料であり、副腎皮質ホルモンや性ホルモンなどのホルモンをつくる時の重要な材料も果たします。食べ物の消化に必要な胆汁酸の材料になったりします。)  や 中性脂肪 (分解され、成長などの体の代謝過程に必要なエネルギーとして使用されます。中性脂肪は、腸と肝臓で脂肪酸という小さな脂肪からつくられます。使われないと、皮下脂肪や内臓脂肪などの体脂肪となって蓄積されます。) といった脂質も増えてくる。 血液の半分は水分で、脂質はアブラで構成される。 このままだと二つの相性はまさに水と油 脂質は血液中になじめない。 そこで、脂質はタンパク質と結合してリポタンパク (簡単に言うと、タンパク質に包まれたコレステロールや中性脂肪の球の事) を作り血液中を移動する。 コレステロールや中性脂肪が増えすぎると生活習慣病のリスクが高まる。体脂肪を減らす食事制限や運動で減量すると 、血液中の余分な脂質も減らすこともでき、体の中身もすっきりし、生活習慣病も防ぐことができる。 次回は内臓脂肪について

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2010年03月31日

肥満指数で現状を把握しよう!

体重の増加は、体の代謝が乱れるメタボリックシンドロームをひきがねにハイリスクの病気にかかりやすい身体を作ってしまいます。   また、物理的に足腰への負担が増加し、痛みの原因にもなり、治療し回復しても日常生活で身体を壊すことになります。   今回から病気になる前に自分で防ぐ ”予防” の為にも、体が太るメカニズムとダイエットをテーマにしたお話もアップしていきますので、よろしければ参考にしてください。   人間は20歳前後で身長はとまりますが、体重は天井しらずに上がっていきます。   なぜ体重はふえるのでしょうか?   体重が増えるのは体脂肪が増えるからです。 運動不足や過食で必要以上にあるカロリーは体脂肪となり、脂肪細胞にたくわえられて、肥満になっていきます。   肥満には25のボーダーラインというものがあるのをご存知ですか?   25、この数字はBMI(ボディマス指数)という肥満度を表す数値です、 肥満者(BMI25以上)の割合は成人男性の29%女性は約20%といわれています。   BMIは22が理想的です。 さて、あなたのBMIはいくつになるでしょうか?   BMIの計算方法は   BMI=体重÷身長m÷身長m   170cmで64kgなら 64÷1.7÷1.7≒22   ちなみに体脂肪率は男性15%~20%、女性17~24%が標準です。   BMIと体脂肪率は相関性が高く、BMIが高い人は体脂肪率も高い傾向があります。   まずは、ご自分のBMIを確認して現状を把握することが、健康と理想の体への最初のスッテップです

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2010年04月02日

体の仕組みは、あなたを太らせない。

人には体の状態を一定に保つ仕組みがあります。   寒い日には身震いして体温を上げたり 暑い日には汗をかき体温をさげたり   環境の変化に対して体の状態を一定に保とうという調節の仕組みです   この仕組みを恒常性維持機能(ホメオスタシス)と呼び、 カイロプラックティックの概念の核にもなる重要な体の機能です。   この恒常性は太りすぎ、やせすぎを防ぐ為に体重を一定に保とうともするのです。   さて恒常性維持機能は体重にどのように作用しているのでしょうか?   体脂肪が溜まりすぎると、脂肪細胞(細胞質内に脂肪を有する細胞)から レプチンというホルモンが大量に分泌されます。   これは「体脂肪が増えすぎていますよ!!」と、いうサインです。   このサインを脳の一部である視床下部 (自律神経やホルモンの調整をする)がキャッチすると   「体脂肪を減らせ!!」という指令が出る。   それに従い食欲が抑制され、摂取カロリーを抑えて、   交感神経 (主に体を活発に働かせる神経)が   副交感神経 (主に体を休ませてあげる神経)   よりも優位に働き、普段よりも代謝が増えて消費カロリーが上がる。   吸収したカロリーよりも消費したカロリーが増えるので   不足したカロリーをカバーするため、あまった体脂肪が使われて   適正な体脂肪を維持できるという仕組みになっているんですね。   恒常性維持機能により、体を一定の状態に保つ機能を持っているのに なぜ肥満になってしまうのでしょうか?   この続きは次回にお話させていただきます